ブックタイトルあしょろって 7

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あしょろって 7

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あしょろって 7

目を離して一人にしておくと異食をするのは、孤独感を感じるからかもしれない。ではその孤独感を感じないようにショッピングをさせてみようと考えました。ショッピングしている場面では意識が外に向いているので、その人は孤独感を感じません。そういうことが生活全体の中に定着していくことを通じて、ショッピングケアが確立していったのです。このように現場で起こっている現象をひとつひとつ理論化していきました。ショッピングケア脳が変化したわけではない脳の病気だとしたら、ショッピングケアで治るとは思えません。遠くの町から引っ越してきた人が認知症になるという話を時々耳にすることがあると思いますが、帯広から足寄に引っ越してきたら認知症になったとするなら、足寄の空気が悪くて脳がやられたのかって話になるでしょう。でもそんなバカなことはないわけです。それは環境が変わって、知り合いもいなくて孤立したために病気を引き出してきているのであって、脳が変化したわけではありません。身体の動きが鈍くなるために認知心理学では、認知するためには体を動かさないとできないという学説があります。「自分の後ろの状況がどうなっているか認知してごらん」と言われたら、後ろを振り向かないと認知できません。認知症になると体の動きがだんだん鈍くなると思っているかもしれませんが、それは逆で、身体の動きが鈍くなるために、認知力が落ちて認知症になっていくのです。パワーリハビリをやっているとすごく動きが良くなって、認知症も良くなっていきます。だから運動がすごく大事なのです。講演を小冊子にしました。(平成26年10月末に完成予定)もっと詳しく講演内容をお知りになりたい方は、下記までご連絡ください。お送りいたします。●電話:0156-25-9200(総合支援相談室)●mail:houkatsu@town.ashoro.hokkaido.jp7