ブックタイトルあしょろって 7

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あしょろって 7

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あしょろって 7

認知症ケア4つのポイント水・メシ・クソ・運動ちょっと下品な表現ですが、覚えやすいと思います。この4つをやれば、家族の認知症のケアは非常に易しいものになります。結果は動かしがたいですから。水分を増やすと意識レベルが上がる栄養と排便身体介護で水分ケアをやっていると、その効果が認知症にも波及していくことが判ってきました。精神的活動と身体的活動の両方にとても良い影響を与えているのが水分だということがハッキリしてきました。ここは何処で、私は何故ここにいるかということは、眠っていると分かりません。水分を増やすと意識レベルが上がり、状況の認知に非常に大きな影響力を持っていて、水分はそれを決定付けているのです。栄養と認知症の研究では、低栄養の人は認知症になる率が多いと言われています。もう一つは、最近医学的研究で言われているのは、腸の機能は免疫反応と大きな関係を持っているということです。排便を決して軽く見てはいけません。便秘をなくすことは腸の機能を正常化することを意味しているのです。ウォーキングの勧め8竹内孝仁先生の推奨本●「認知症は水で治る!」田原総一朗共著(ポプラ社)●「水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない」(講談社)●「ボケは脳の病気ではない」(マキノ出版)●「家族で治そう認知症」(年友企画)アメリカの研究者が2万人を20年追跡して出した結論は、1日に2マイル(約3.2キロ)歩いている人は、歩いていない人より認知症になる確率が42%低いということでした。中年世代の運動習慣は認知症の発症に大きな影響力を持っていることが世界で定説化しているので、ウォーキングの勧めが出てきています。2010年にはハーバード大学の研究グループが、世界中の認知症の治療論文を集めて出した結論は、認知症になった後も、その治療効果が期待できるのは運動しかないと言っています。